一、心身

健康・体力には自信がある。
生き物（動植物）が好きである。
草取りのような単純作業もコツコツやることが出来る。
他人との付き合いは苦にならない。
オフィスの事務作業よりも野外で体を動かすことが好きだ。
忍耐力にはかなりの自信がある。

二、意欲、覚悟

農業所得で生活、職業としての農業を目指している。
新規就農した経営者に会ったり、体験談を直接聞いたことがある。
これまでに受けた農業体験や研修により農作業の厳しさは体で分かっている。
他人との付き合いは苦にならない家族と一緒に生活や仕事がしたい。
農業は自然の中で生き物を育てるため、自然災害や技術不足により収穫が皆無もしくは激減する場合 があることを知っている。また、単価の暴落もあり得ることを知っている。
新たに農業を始めることは、経営者として新しく事業を起こし、経営者になることであり、非農家 出身者が新たに農業を始めることは既存の生産基盤のある農家より容易でないことはわかっている。

三、知識

新規就農に関する情報収集に力を入れている （相談窓口訪問、相談会参加、インタネットホームページ、情報誌等）。
実際の就農までの準備事項及び段取りは大筋理解している。
自動車運転免許（普通免許以上）を所持している（ペーパードライバーを除く）。
経営について一定の知識（複式簿記等）はある。
農地を取得（購入又は借り入れ）するには法律（農地法等）に一定の要件をクリアする必要がある ことを知っている。
新規就農に当たっての補助金は、離農した場合、返還する必要があることを知っている。

四、準備状況

これまでに1年間にわたる農家・農業法人等での本格的研修を受けたことがあり（又は研修中）、目指す農業の管理技術と経営についての知識は身に付けた。
就農希望地で就農に当たって親身になって面倒を見てくれる世話役的な人がいる。
どんな作物を作るのか意向が固まっている。
どこで農業をやるか意向が固まっている。
営農資金が自己資金で足りず、融資制度を利用する場合、連帯保証人になってくれる人が見込める。
営農資金の他に、当面の生活資金（1～2年程度）を用意している。

五、農村生活への理解

農業以外に、本人や家族に収入を得る手立てがある。
農業をするには、住居がアパートなどでは不便な場合があることを知っている。
農地と住居が離れていると作業が不便であることを知っている。
農村で生活する場合、地域とのコミュニケーションの重要性を知っている。
農業に関わる共同作業や地域での役割が求められることを知っている。
家族が農業や農村生活についてよく理解し、その上で就農に同意している。